30代乾燥肌のスキンケア備忘録

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「保湿」って何?

保湿とは、スキンケアの基本として語られる言葉です。

あまりにも当たり前に使われる言葉ですが、改めて考えてみたいと思います。

 

保湿された肌というのは、どのような肌をさすのでしょうか。

 

私は、次のように定義できると思います。

 

しっかりと保湿された肌=「たっぷりの水分が、保湿成分によって保持され、油分によって蒸発を防がれている状態」


肌にはそもそも、水分を保持する機能が備わっています。そのため、肌が健やかであれば、化粧品によって保湿成分や油分を補う必要はありません。肌の保湿機能によって、十分に保湿された状態を保つことができます。

 

でも、このような保湿状態を保つのは簡単ではありません。年齢や肌質、肌の状態と体の健康状態・生活環境が大きく影響します。そのため、化粧品によるケアだけでできることは、実は多くはありません。

 

加齢によって、肌の保湿機能は低下していきます。年齢を重ねるにつれて肌が乾燥し、肌トラブルが発生しやすくなるのはこのためです。また、体調やストレスも、肌状態に大きく影響します。例えば、栄養不足や熱が出る・睡眠不足が続くなどによっても、肌は乾燥していきます。


つまり、肌はあくまでも身体の一部であって、身体が健やかな状態でないと、しっかりと保湿された健やかな肌を手に入れることはできないということです。


そして、体調や肌状態などに関わらず、常に一定のうるおいを保った状態ができる肌が、「保湿力が高い肌」といえます。

保湿力の高い肌をつくるためには、何よりも、栄養バランスの摂れた食事、質の良い十分な睡眠で、体調を整え、健康な体を維持することが欠かせません。


というのも、成人の身体の60%は水でできています。

肌に含まれる水分も、飲み物・食べ物によって得た水分が大きく影響しています。また、それをどのように活用するかは、睡眠や運動などの日常生活によっています。

 

保湿された肌を作る栄養素

たんぱく質
お肌の細胞は、たんぱく質から作られています。
また、筋肉もたんぱく質から作られています。

お肌の表面の下には筋肉があり、皮膚をしっかり支えています。
ですので、たんぱく質が不足すると、筋力が低下してしわやたるみが現れます。

 

たんぱく質の合成を促す亜鉛とビタミンB6
食べ物から摂ったたんぱく質を体に必要なたんぱく質に作り替える時に必要な栄養素です。

 

規則正しい生活習慣と、年齢・肌質にあった正しい方法でスキンケアを行っていれば、肌は健やかに機能し、保湿された肌をつくることができます。

 一方、栄養バランスの悪い食生活、何日にも及ぶ睡眠不足が重なると、肌や体内の水分が不十分となって、肌は潤いを失っていきます。

 

また、このような生活が長期間続くことによって、肌が本来持つ保湿機能が低下し、慢性的な乾燥状態を招くこともあります。

これが、乾燥肌です。

 

乾燥した状態がさらに悪化すると、肌のバリア機能が低下し、インナードライ肌や敏感肌につながります。 さらに、シミ・くすみ・シワ・ほうれい線・ニキビ・毛穴の黒ずみなどさまざまな肌悩みがでてきます。

 

このような肌トラブルを起こすと、多くの人は、化粧品で回復させよう!と思います。保湿効果の高い化粧品を探したり、化粧水・乳液・クリームはもちろん、保湿パックや美容液・美顔器などさまざまな方法で、スキンケアを行います。

 

でも、ここまでで見ていただいたように、肌トラブルを起こした肌は、化粧品だけで回復させることはできません。


健やかな肌に必要なのは、正しい生活習慣とスキンケアです。

このふたつで、乾燥しにくい肌、つまり、保湿力の高い肌を育てていくことが大切です。